厚生労働省によると、高齢者などが自宅などで医師の診察を受ける「在宅医療」の患者が2023年は1日あたり推計23万9,000人と過去最多になったことが分かった。患者を世代別に見ると、75歳以上の後期高齢者が1日あたり20万2,500人と、全体のおよそ85%を占めている。
在宅医療を提供している医療機関の内訳は、一般診療所が最も多く51%と半数を占め、以下、歯科診療所40%、病院9%だった。このほか、医療機関に入院している患者数は1日あたり推計117万5,300人と、現在の調査方法となった昭和59年以降で、最も少なくなった。