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エーザイと米バイオジェン 日本で初の認知症薬治療薬候補を承認申請

エーザイと米国バイオジェンは12月10日、アルツハイマー病(AD)治療薬候補「アデュカヌマブ」を日本で厚生労働省に薬事承認を申請した。承認されればADの臨床症状の悪化を抑制し、脳内アミロイドβ(ベータ)の除去が臨床効果の改善をもたらすことを実証した初めての治療薬となる。

75歳以上の医療費2割負担 対象は年収200万円以上の370万人

菅首相と公明党の山口代表との12月9日の会談で、75歳以上の高齢者が医療機関で支払う窓口負担の1割から2割への引き上げを巡る協議が、対象者を単身世帯で年収200万円以上とすることで合意した。約30万人が該当する。2022年夏の参院選への影響を考慮し、同年10月以降に実施する方向。

ウィルG ベトナムに初の海外子会社 日本での就労希望者を支援

ウィルグループ(本社:東京都中野区)は12月7日、製造業や物流業に特化した人材サービスを主力とするウィルオブ・ファクトリー(本社:東京都千代田区)が、完全子会社の「WILLOF Vietnam Company Limited(ウィルオブ・ベトナム有限会社)」を、同グループ初となるベトナムに設立し、12月11日より営業を開始すると発表した。
ベトナムの現地大学や送り出し機関との連携を強化し、ベトナム人労働者や応募者へのフォロー体制の構築など、就労支援の強化拡大を図る。

NTTデータ東北 要介護認定事務でAIサービス開発 3月から開始

NTTデータ東北は11月30日、要介護認定事務の自治体が抱える課題を解決するため、要介護認定事務におけるAIサービス「Aitice(アイティス)」の開発および利用受付を開始したと発表した。利用開始時期は2021年3月を予定。
アイティスは、要介護認定事務の認定調査票の内容確認を、AIが人に代わり行うサービス。アイティスのAIエンジンはPhroneCoreを利用。自治体のセキュアな閉域ネットワークのLGWAN上で利用可能なLGWAN-ASPサービスとしての提供を予定。

東京海上HDとケアネット ヘルスケアで資本業務提携で基本合意

東京海上ホールディングス(所在地:東京都千代田区)とケアネット(所在地:東京都千代田区)は11月30日、ヘルスケア領域で資本業務提携基本合意書を締結したと発表した。東京海上HDはケアネットとの提携を通じて、独自のプラットフォームを構築し、東京海上グループが有する様々なリスクデータやリスク予防のノウハウと、ケアネットおよびケアネットが業務提携している産業医科大学ヘルスマネジメントシステム有限責任事業組合が有する産業保健領域の膨大なデータに基づく疾病予測の知見を掛け合わせ、新たな保険商品およびヘルスケアサービスを企画・開発していく。

帰国困難な外国人のアルバイト容認 12/1から入管窓口で申請受け付け

出入国在留管理庁は11月30日、就労が許可されていない短期滞在などの在留資格で日本にいる外国人について、新型コロナウイルス感染拡大の影響で母国への帰国が困難な場合、アルバイトを認めると発表した。12月1日から各地の入管窓口で申請を受け付ける。入管庁は週28時間以内のアルバイトを資格外活動として許可する。

日中ビジネス往来 11/30から再開 中国に帰国後は14日間の待機必要

日本、中国の両政府は11月30日、短期出張や長期の駐在員などを対象に両国の往来を再開した。新型コロナウイルスの陰性証明書や行動計画を提出すれば、相手国へ渡航後2週間の待機を免除する。
ただ、帰国後の措置に両国で違いがある。中国側から日本への出張時は、中国に戻って2週間の強制的な大気措置が伴う。一方で日本から中国への出張者は、日本への帰国後の待機は要請しない。
日本にとって、短期のビジネス客の往来再開はシンガポール、韓国、ベトナムに続き4カ国目。日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2019年に中国から来日したビジネス客は37万人と国別で最多だった。

旧優生保護法 違憲と認定も棄却 国の賠償責任認めず 大阪地裁

旧優生保護法のもとで、昭和40年代に不妊手術を強制された人たちが国を訴えた裁判の判決で、大阪地方裁判所は11月30日、旧優生保護法を憲法違反と認定した一方で、「提訴の時点で賠償請求できる権利は消滅している」との判断を示し、訴えを退けた。
旧優生保護法を巡って各地の裁判所で起こされている同様の裁判で1審の判決は今回が3例目だったが、いずれも国の賠償責任を認めない判断となった。

インドネシアから特定技能介護人材9人が来日 往来再開へ始動

登録支援業務および外国人材の紹介等を手掛けるチョモランマ(本社:北海道札幌市中央区)はこのほど、インドネシアから9人の特定技能介護人材が来日、支援業務を開始したと発表した。新型コロナウイルスの影響で当初の予定より4カ月遅れの入国となった。日本・インドネシア両国政府間で交わされたレジデンストラックによる入国。入国後14日間の個室待機による検疫措置が必要とされるスキーム。
コロナ禍の中、まだまだ課題・問題点は多いが、ビジネス関係者から往来再開へ動きが始まった。

パラマウントベッド 見守り支援とインカムシステムの連携機能を発売

パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は11月27日、見守り支援システム「眠りSCAN」とティービーアイ(本社:東京都中央区)のインカムシステムとの連携機能を同日発売したと発表した。これにより、導入施設においては利用者の離床など「眠りSCAN」で検知した情報を音声に変換し、インカムを通じたスタッフへの一斉通知が可能となる。