大阪府の高校無償化 私学側同意 全国初 24年度から実現見通しへ

大阪府が打ち出した高校授業料の完全無償化を巡り、大阪私学中学校高等学校連合会は8月9日、府が示した修正案に賛同する方針を明らかにした。同連合会の辻本賢会長らが府庁を訪れ、吉村洋文知事と面会し、この旨伝えた。私学団体の同意を得たことで、2024年度から全国で初めて完全無償化が順次実現する見通しとなった。
府は、公費補助の上限を年間1人あたりこれまでの60万円から63万円に引き上げ、人件費などに充てる私立学校向けの助成金を1人あたり2万円程度増額する修正案を提示していた。