後期高齢者「保険料引き上げ」改正案 衆院通過

75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料の上限を引き上げることを盛り込んだ健康保険法の改正案は4月13日の衆議院本会議で賛成多数で可決され、参議院に送られた。法案が成立すれば、保険料の上限を現在の上限66万円から2024年度には73万円、2025年度には80万円に引き上げる方針。2年間で全体のおよそ4割の人の保険料が増える見通し。
改正案はこれまで原則、現役世代が負担していた出産育児一時金の財源を、後期高齢者医療制度からも捻出するため、加入者が所得などに応じて支払う保険料の上限を段階的に引き上げるためのもの。