エーザイ 認知症薬「レカネマブ」世界売上高1兆円

エーザイ(本社:東京都文京区)の内藤晴夫CEO(最高経営責任者)は3月9日、アルツハイマー治療薬「レカネマブ」の2030年度の世界売上高が1兆円規模になるとの見方を示した。
レカネマブは最終段階の臨床試験(治験)で、早期のアルツハイマー病患者の症状悪化スピードを27%緩やかにする効果を示した。これを受け同社は米国、欧州、日本でレカネマブの製造・販売承認を申請しており、今後高齢化が進む東南アジアなど新興国でも販売したい考え。レカネマブの投与対象者は2030年に250万人になるとみている。