大阪市 ヤングケアラー支援へ23年10月から週1回派遣

大阪市は12月23日、家族の世話や介護などをしているヤングケアラーを支援するため2023年10月から、こうした家族、市内100世帯を対象に週1回、支援員を派遣、サポートする取り組みを始めることになった。食事の準備や洗濯、掃除などの家事のほか、おむつの交換や保育所への送り迎えなどをサポートする。
訪問支援は無料で週1回程度、3カ月間実施し、その後はケアが必要な家庭が公的な福祉サービスを受けられるようにして、ヤングケアラーの負担軽減を図る。
大阪市が2021年から2022年にかけて市内の中学生を対象に実施した調査では、ヤングケアラーの生徒が全体の9.1%にあたる4,133人いた。