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ネコリコ 孤立死を防ぐ高齢者の見守りサービス提供開始

中部電力とインターネットイニシアティブの合同会社、ネコリコ(本社:東京都千代田区)は4月2日、京セラの「GPSマルチユニット」をネコリコ向けにカスタマイズした「みまもりセンサー」を採用し、一人暮らしの高齢者を対象とした法人向け見守りサービス「独居ケアアシスタント」を同日より提供開始すると発表した。仕組みは簡単で、対象となる高齢者の冷蔵庫などにセンサーを設置するだけ。あとはセンサーが検知し、孤立死を防ぎたい家族など、見守る人に知らせてくれる。月額500円からの低価格で利用できる。

新型コロナで技能実習生が来ない! 農水産業で人手不足深刻化

農業や水産加工業の現場で、新型コロナウイルス禍が直撃、春以降の作業への影響が避けられない事態となっている。日本政府が中国などからの入国を事実上制限していることで、春から来日するはずだった外国人技能実習生の来日見通しが立たないためだ。
例えば北海道では約8,000人の技能実習生が食の現場に従事している。このままでは作業が本格化する春以降は、手間のかからない作物への作付け転換や減産といった具体的な影響が出てくることは必至の情勢だ。

東電PG 介護福祉プラットフォームのウェルモと資本業務提携

東京電力パワーグリッド(本社:東京都千代田区)は3月26日、AIやICTを活用した介護福祉プラットフォームサービスを提供するウェルモ(本社:東京都千代田区)と資本業務提携したと発表した。身近にある電力データに基づくケアプラン作成の効率化や介護の質の向上を、ウェルモが提供するサービスを通じて実現していく。

EPAの外国人介護福祉士の第32回国家試験合格者337人・合格率44.5%

厚生労働省によると、経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア・フィリピン・ベトナムの3カ国の「第32回介護福祉士候補者の国家試験」合格者は337人(前回266人)で、合格率44.5%(前回46.0%)だった。合格者337人のうち初受験者は286人(合格率49.9%)、再受験者51人(合格率27.6%)。
第32回合格者337人を国別にみると、インドネシア107人、フィリピン92人、ベトナム138人だった。

大阪府19年の児童虐待1万2,000人余 6年連続で全国最多

大阪府警のまとめによると、2019年に大阪府内で虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した子どもは、前年比1,490人増の1万2,609人に上り、6年連続で全国最多となった。
内訳は親から暴言を受けたり、DV(ドメスティック・バイオレンス)を目撃したりして心に傷を受ける「心理的虐待」が8,915人と全体のおよそ7割を占めたほか、暴行などの「身体的虐待」が2,462人、育児放棄が1,216人などと続いた。
なお2019年に大阪府警が摘発した虐待事件は107件で、5人の子どもが死亡している。

日本生命が認知症をトータルでサポートする新商品・サービス

日本生命保険(本社:大阪市中央区)は3月18日、社会課題である認知症に対し、予防から発症後までをトータルにサポートする新商品・サービスを提供すると発表した。4月2日からニッセイみらいのカタチ「認知症保障保険”認知症サポートプラス”」を発売する。これは認知症の診断を受けた場合に加え、認知症の前段階「軽度認知障がい(MCI)」の診断を受けた場合にも一時金を支払うことで、認知症の早期発見・重症化予防を促すもの。

介護支援専門員協会・NTTデータが介護事業所間手続きをデジタル化

一般社団法人 日本介護支援専門員協会、NTTデータ、NTTデータ経営研究所の3者は3月16日、介護事業における居宅サービス計画書(ケアプラン)のペーパーレス化を目的に、全国展開に向けた活動を開始することで合意したと発表した。
3者は、介護事業所間でケアプランを電子的に受け渡すことができる「ケアプラン連携ICT基盤」を構築し、2020年度第2四半期より実証実験を行う。この結果に基づきICT基盤の機能拡充や課題の精査を行い、2021年度内のサービス化を目指す。

SBSフレックネット 初のベトナム人技能実習生12名を受け入れ

食品物流事業のSBSフレックネット(本社:東京都墨田区)は3月9日、2020年4月1日にベトナムから初めての技能実習生を受け入れると発表した。技能実習生はベトナム・ハノイで約半年間の日本語講座を修了し、基礎的な日本語を習得した12名が2月27日に第1期生として来日。今後約1カ月間の法定研修を受講後、4月1日から11カ月間にわたり北九州営業所(所在地:福岡県北九州市門司区)で、同社の食品物流業務に携わる。
同社は定期的に技能実習生を受け入れていく考えで、今年はあと2回の受け入れを予定。第2期生は7月に来日する予定。

介護事業所で消毒用アルコールなど衛生用品の不足が深刻化

全国介護事業者連盟が3月3、4の両日、全国の特別養護老人ホームやデイサービスなどおよそ6,000の事業所を対象に行った調査によると、全国の介護事業所の2割を超える事業所で消毒用アルコールや、マスクの在庫がなくなるなど衛生用品の不足が深刻化していることが分かった。1,600余の事業所から回答を得た。
消毒用アルコールについて、必要な量が確保できているか尋ねたところ、「すでに在庫がない」と回答した事業所が25%に上った。以下、「必要な量の半分程度しか確保できていない」が14%、「確保できている」は22%だった。マスク不足も深刻化しており、8%の事業所が「すでに在庫がなくなっている」と回答。「必要な量は確保できている」事業所は14%にとどまった。

イオン・ニチイ学館 全国の企業主導型保育園利用で契約

イオンとニチイ学館は2月28日、ニチイ学館が全国で展開する企業主導型保育事業拠点について、イオンおよびグループ会社の従業員が利用できるようアライアンスを定めた「企業主導型保育事業拠点の利用に関する契約」を3月1日に締結すると発表した。これにより、イオンおよびイオンの国内連結子会社159社の従業員が、ニチイ学館が全都道府県で展開する企業主導型保育園84カ所を利用することが可能となる。