厚労省 20年度障がい者への虐待2,665人で過去最多

厚生労働省のまとめによると、全国の自治体が把握した2020年度の障がい者への虐待数は前年度比267人増の2,665人に上った。相談・通報件数も前年度より902件多い9,421件となり、いずれも過去最多となった。
相談・通報があったうち家庭で起きたものは6,556件で、1,775人が虐待を受けたと判断された。虐待を受けたのは知的障害のある人が47.5%、精神障害のある人が41.6%、身体障害のある人が17.3%。虐待をした側は、父親が25.2%、母親は22.6%、夫が14.8%。
一方、障がい者施設で起きたとする相談・通報は2,865件あり、890人への虐待が確認された。