東大 認知症の病因「タウタンパク質」が脳から除去されるメカニズムを解明

東京大学などの研究グループは2月26日、アルツハイマー病をはじめとする様々な認知症疾患の原因となるタウタンパク質(タウ)が脳内から除去されるメカニズムを発見したと発表した。タウの除去を担う「グリアリンパ系(グリンパティックシステム)の機能が低下したマウスでは、タウの蓄積が増加し、神経細胞が失われることが分かった。これにより、グリアリンパ系の機能の促進が、アルツハイマー病などタウの蓄積する認知症の新たな予防・治療法として期待される。