LIXIL(本社:東京都江東区)は12月1日、国土交通省下水道局、愛知県豊田市上下水道局および、特別養護老人ホーム三九園(所在地:愛知県豊田市、以下、特養三九園)の協力のもと、高齢者施設に設置した紙おむつ処理機から出る廃棄物」(し尿)を下水道へ排出し、影響を確認する調査およびごみ処理負担の軽減による自治体のごみ処理への影響と、CO2排出量を調査する社会実験を開始すると発表した。
今回の社会実験では、LIXILが開発した破砕機構付おむつ処理機を特養三九園に導入し、まず処理機から出るし尿などの廃棄物を下水道へ排出し、下水道への影響の調査を進める。また紙おむつを3分の1以下に減容減量させたごみを自治体のごみ処理として焼却コストとCO2排出量を計算し、自治体のごみ処理への影響調査も行う。この実験により、高齢者施設内のおむつ処理問題を解決するだけでなく、自治体におけるごみ処理の問題を低減することを見込む。