希望しても認可保育所に入れない待機児童の解消に向け、政府が2021年度から24年度の4年間で約12万人分の保育の受け皿を新たに整備する方向で調整していることが分かった。
政府は17年に策定した「子育て安心プラン」で2018年度から2020年度までの3年間で待機児童を解消するとしていた。だが、この目標達成は難しく、厚生労働省のまとめによると、首都圏の都市部を中心に2020年4月1日時点の待機児童は1万2,439人に上る。
このため、2020年度見込みの324万7,000人に加え、新たに21年度からの4年間で約12万人の受け皿を増やし、24年度末までに約337万人に増やす計画だ。